金王八幡宮~並木橋~代官山~目切坂~上目黒~葦毛塚~碑文谷~呑川緑道~等々力~上野毛~二子多摩川駅    自転車 トレック

埼玉県民おしゃれな都内を自転車で走る(手形なし)

金王八幡

スタートは渋谷金王八幡とした。この辺りは後三年の役に係る源義家の話が多く、この神社も戦勝記念で勧請したのが始まりとか。また、金王とは義朝に仕えた若武者金王丸にちなむ名前とのこと。さぞかし美少年だったのだろう。像が社宝として残されているという。閑話休題、鎌倉街道を行こう。並木橋を渡り代官山へ。通り沿いには瀟洒な店舗ビルが並び、おしゃれな店にファッショナブルな人々が行き交う。本来であれば写真を撮っているところであるが、「おのぼりさん」と思われたくない心も働き颯爽と自転車で街を通り抜ける。そもそも今日は東横線沿線を走ることになるのだが、新潟県出身、埼玉県在住者としては元々少々気後れする部分がある。学生時代(なんともう40年近く前だ)初めて東横線に乗った際に「何か乗客の雰囲気が違うぞ」と感じてしまったのがそもそもだ。当時より今の方が格差社会なのだろうが、当時の方が「東横文化圏」というバリアが明確に張られていてお金に換算できない何かがあったように思う。

目黒川を越えて

旧山手通りを渡り目切坂で目黒川方面へ下る。下りの最初には地蔵が置かれ、当時の道標との説明があった。目黒川を宿山橋で渡り、山手通りから鋭角に細道へ向かう。進んで寿福寺前を野沢通を左折する。

葦毛塚

蛇崩川跡の緑道を横切ると道の真ん中に葦毛塚がある。頼朝が騎乗した葦毛馬を埋めた旧跡とのこと。よくぞ道のど真ん中に残してくれたものと思う。 さて、ここから先は五本木と下馬の境界、言い換えれば目黒と世田谷の区界を進むことになる。古道は村々の境になることが多く、典型的な例だ。道筋はゆったりとした敷地に凝った意匠の注文住宅が並び、さすがに東横文化圏の雰囲気を感じさせる。

目黒通界隈

環七で旧道筋は失われる。目黒通り周辺に旧道もあったものと思われるが、八雲通、呑川緑道と景観の良い道を走る。上野毛通の一本北側の道は古道筋と思われる。玉川署に突き当たり上野毛通りへ。この辺りには天祖神社、金剛寺があり古道らしい。

国分寺崖線を下る

上野毛の駅から先は国分寺崖線だ。思い切り下る。途中に稲荷神社があり眺望が良い。上野毛自然公園でしばし休憩。丸子川を渡り二子玉川公園に突き当たり、右折して二子玉川の駅に向かう。

<経路・東西回り共通>