2024・3・15 飛鳥へ

元々は古代の奈良との出雲の関係を探るべく双方への旅を本年に試みたのであるが、3月の奈良の旅の記録を怠っていたので、出雲に続いて改めて掲載することにしました。

国宝 飛鳥寺の大仏 最古の鋳仏

■何といっても飛鳥寺の大仏が間近で見られるのは感動だ。下世話な話だがその割に拝観料も安いのである。周辺も見どころが多い。蘇我入鹿の首塚は現地に表示がなく、うろうろしていたらおばちゃんに「これですかね」と声を掛けられたが、多分と答えるしかなかった。実は飛鳥寺の中の掲示を確認しないと分からなかったのだ。伝飛鳥板蓋宮跡は大化の改新(今は乙巳の変というらしい)の舞台、ということは先の入鹿の暗殺現場ということになる。遺構は再現されたもの。その後、岡寺から石舞台古墳へ。高松塚古墳および壁画は少々遠かったが、やはり寄るべきところであった。小学校の頃、日本中が騒ぎだった覚えがあるが、今よりも国民が知的だったのだろうか。

■飛鳥路を歩く

甘樫丘 橿原神宮方面を望む

京都から近鉄特急で橿原神宮駅へ。コインロッカーに荷物を預けて歩き始める。剣池沿いから古い町並みを抜けながら、推古天皇の隠居場である豊浦寺跡(現向原寺)へ。実に風情がある。甘樫丘への道は変わって野趣あふれたものになった。飛鳥坐神社へ向かう道は富裕そうな家々の古い町並み、飛鳥寺裏手は菜の花が咲き乱れ、その先は田圃が広がっていた。飛鳥川沿いに岡寺に向かえば、やはり門前町なのであろうか整備された昔造りの建物が並んでいた。参道沿いのカフェ風のお店でパスタの昼食をとった。

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